第110回薬剤師国家試験 問228 CKD重症度分類に必要な検査項目

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■ 正解

3、5

■ 背景:CKD(慢性腎臓病)の重症度分類

CKD の重症度は、以下の 2 つの指標で分類される:

G分類(G1〜G5):eGFR による腎機能の評価 ② A分類(A1〜A3):尿中アルブミン量による腎障害の評価

この 2 つを組み合わせて CKD の重症度を決定する。


● 3:eGFR(正)

腎機能そのものを示す最重要指標。

G分類は以下のように eGFR で決まる:

G3a:45〜59 G3b:30〜44 G4:15〜29 G5:<15

本症例は eGFR 42 → G3b


● 5:尿タンパク/クレアチニン比(正)

CKD の A分類は本来「尿アルブミン量」で行うが、 臨床では尿タンパク/Cr 比(UPCR)も腎障害の指標として広く用いられる。

特に:

・簡易尿検査で UPCR が測定されている ・尿タンパク陽性(+) ・UPCR 0.25 g/gCr → 腎障害あり

→ 重症度分類に必要な情報として適切。


● 1:BUN(誤)

BUN は腎機能の補助指標だが、 CKD の重症度分類には使用しない


● 2:血清アルブミン(誤)

低アルブミン血症は予後不良因子だが、 CKD の重症度分類には含まれない


● 4:尿アルブミン/クレアチニン比(惜しいが誤)

本来の A分類はこれを使うが、 今回の問題文では尿タンパク/Cr 比(5)が提示されている

→ 選択肢としては 5 を選ぶのが正しい。


■ まとめ

・CKD 重症度分類は「eGFR(G分類)」+「尿タンパク指標(A分類)」

・本症例で必要なのは3(eGFR)+5(尿タンパク/Cr比)

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