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■ 正解
1(メロペネム)
■ 背景:C. difficile 感染症(CDI)の誘因
CDI は抗菌薬による腸内細菌叢の破壊が主な原因。
特にリスクが高い薬剤は:
- 広域β-ラクタム系(カルバペネム、セフェム)
- クリンダマイシン
- フルオロキノロン
これらは腸内細菌叢を大きく乱し、C. difficile の増殖を促す。
● 1:メロペネム(正)
カルバペネム系は極めて広域スペクトルで、 腸内細菌叢を大きく破壊する。
→ CDI の主要な誘因薬剤。
本症例でも、メロペネム投与後に水様便 → toxin A/B 陽性となっており、 最も疑われる薬剤。
● 2:イトラコナゾール(誤)
抗真菌薬であり、腸内細菌叢への影響は小さい。
● 3:ロペラミド(誤)
下痢止め。 CDI 悪化の危険はあるが、誘発する薬剤ではない。
※CDI ではロペラミドは禁忌に近いが、 今回の設問は「誘発した薬剤」を問うため不正解。
● 4:メトクロプラミド(誤)
消化管運動促進薬。 CDI の誘発とは無関係。
● 5:酪酸菌製剤(誤)
腸内環境を整えるプロバイオティクス。 CDI の誘発には関与しない。
■ まとめ
・CDI の最大の誘因は広域抗菌薬
・カルバペネム(メロペネム)は腸内細菌叢を大きく破壊 → CDI リスク大
→ 正解は1(メロペネム)
