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■ 正解
2(アドレナリン β₃受容体刺激)
■ 症例のポイント
患者は過活動膀胱(OAB)で、処方は:
- ソリフェナシン(M₃受容体遮断薬)
しかし、お薬手帳から緑内障治療中(ラタノプロスト+ドルゾラミド)であることが判明。
→ 特に閉塞隅角緑内障では、抗コリン薬(M₃遮断)は眼圧上昇の危険があるため禁忌。
そのため、泌尿器科医に「抗コリン薬以外のOAB治療薬」への変更を提案する必要がある。
■ 過活動膀胱治療薬の分類
● ① 抗コリン薬(M₃受容体遮断)
例:ソリフェナシン、オキシブチニン → 緑内障(特に閉塞隅角)では禁忌
● ② β₃受容体作動薬(膀胱平滑筋弛緩)
例:ミラベグロン、ビベグロン → 眼圧に影響しないため、緑内障患者でも使用可能
■ 選択肢の検討
● 1 α₁受容体刺激(誤)
尿道括約筋を収縮させ、排尿困難を悪化させる。
● 2 β₃受容体刺激(正)
膀胱平滑筋(排尿筋)を弛緩させ、尿意切迫を改善。
→ 緑内障患者でも安全に使用できる。
● 3 M₃受容体遮断(誤)
ソリフェナシンの作用。 緑内障では禁忌となるため、変更提案として不適切。
● 4 アンドロゲン受容体遮断(誤)
前立腺肥大症治療薬(例:ビカルタミド)。 OAB治療とは無関係。
● 5 ミネラルコルチコイド受容体遮断(誤)
スピロノラクトンなど。 排尿症状とは無関係。
■ まとめ
- 緑内障患者に抗コリン薬(M₃遮断)は危険
- 代替としてβ₃受容体作動薬(ミラベグロン等)が最適
- よって、提案すべき作用機序はβ₃受容体刺激(2)
→ 正解は2
