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■ 正解
1、5
■ 与えられた条件の整理
- 残留濃度:0.05 ppm(=0.05 mg/kg)
- 個別残留基準:なし → 一律基準 0.01 ppm が適用
- ADI:0.029 mg/kg体重/日
- ARfD:0.3 mg/kg体重
■ 各選択肢の解説
● 1:ARfDの定義(正)
ARfDは24時間またはそれより短時間の経口摂取で、 ヒトに健康影響が出ないと推定される体重1 kg当たりの摂取量。 定義どおりで正しい。
● 2:ARfDは慢性毒性試験のNOAEL/LOAELから求める(誤)
ARfDは急性毒性・単回投与試験など短期曝露データから設定される。 慢性毒性試験を根拠にするのはADI。 したがって誤り。
● 3:ADIは非意図的汚染物質に対する一生涯摂取量(誤)
ADIは農薬・食品添加物など意図的に使用される物質に設定される。 非意図的汚染物質にはTDIなど別の概念が用いられる。 よって誤り。
● 4:体重50 kgの成人が毎日40 kg食べてもADIを超えない(誤)
残留濃度:0.05 mg/kg
40 kg摂取 → 0.05 × 40 = 2 mg/日
体重50 kg → 1 kg当たり:2 ÷ 50 = 0.04 mg/kg体重/日
ADI:0.029 mg/kg体重/日
→ 0.04 > 0.029 で超過。
したがって誤り。
● 5:一律基準0.01 ppmが適用され、販売は食品衛生法違反(正)
個別基準がない農薬には一律基準 0.01 ppmが適用される。 本果実の残留濃度は0.05 ppm > 0.01 ppmで基準超過。 → 販売すると食品衛生法違反。 よって正しい。
■ まとめ
- 1:ARfDの定義 → 正しい
- 5:一律基準0.01 ppm超過 → 販売不可 → 正しい
- 2:ARfDは急性毒性データから設定
- 3:ADIは意図的使用物質が対象
- 4:計算上ADI超過 → 誤り
