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■ 正解
2、5
■ 症例のポイント
65歳男性、高血圧+気管支ぜん息。
治療内容:
- テルミサルタン(ARB)40 mg → 80 mgに増量 → 低血圧(92/66)で再来
- その後、40 mgに戻したが血圧は再び 160/95 mmHg に上昇
- エプレレノン(MRA)50 mg はすでに併用中
→ ARB 40 mg + MRA 50 mg で不十分 → **追加降圧薬が必要**。
ただし、この患者は気管支ぜん息を合併している点が重要。
● 1 プロプラノロール(非選択的β遮断薬)(誤)
プロプラノロールはβ2受容体も遮断するため、
- 気管支収縮
- 喘息発作誘発
のリスクが高い。
→ 気管支ぜん息患者には禁忌レベルで不適切。
● 2 トリクロルメチアジド(サイアザイド系利尿薬)(正)
ARB(テルミサルタン)との併用は、
- 降圧効果が相加的
- エプレレノン(MRA)とも併用可能
→ 高血圧治療ガイドラインでもARB+利尿薬は推奨。
※ すでに MRA(エプレレノン)を使用しているが、 サイアザイド系とは作用点が異なるため併用可能。
● 3 ベラパミル(非DHP Ca拮抗薬)(誤)
ベラパミルは、
- 心抑制作用(徐脈・房室ブロック)
- 便秘などの副作用
があり、第一選択にはなりにくい。
また、ARB+MRA との併用で特に有利な点はない。
● 4 スピロノラクトン(誤)
すでにエプレレノン(MRA)を使用中。
→ MRA の重複投与は、
- 高カリウム血症
- 腎機能悪化
のリスクが高く、絶対に避けるべき。
● 5 アムロジピン(DHP Ca拮抗薬)(正)
アムロジピンは、
- 強力な降圧作用
- 喘息患者でも安全
- ARB との併用はガイドラインで推奨
→ ARB+Ca拮抗薬は高血圧治療の基本的な組み合わせ。
■ まとめ
- 喘息 → β遮断薬(プロプラノロール)は禁忌(1 誤)
- 利尿薬(サイアザイド系)は有効(2 正)
- 非DHP Ca拮抗薬は第一選択ではない(3 誤)
- MRA 重複は危険(4 誤)
- DHP Ca拮抗薬(アムロジピン)は最適(5 正)
→ 正解は2 と 5
