第110回薬剤師国家試験 問302 EGFR陽性非小細胞肺がん(腺がん)Stage IVB の病態と治療判断

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■ 正解

1、3


■ 症例の要点整理

75歳男性、胸部X線で右肺腫瘍 → 精査で

  • 非小細胞肺がん(腺がん)
  • Stage IVB(遠隔転移あり)
  • EGFR遺伝子変異陽性
  • PS 1(外来治療可能)

→ EGFR-TKI(ゲフィチニブ)による外来治療が妥当。


● 1 肺野部に発生することが多いがん(正)

腺がんは、

  • 肺野末梢部に好発
  • 非喫煙者にも多い
  • EGFR変異陽性率が高い

→ 本症例と一致。


● 2 発症前と同じ日常生活が制限なく行える(誤)

Stage IVB の進行がんであり、

  • 治療の副作用
  • 呼吸器症状
  • 全身倦怠感

などにより、日常生活は何らかの制限を受ける。

→ 「制限なく行える」は不適切。


● 3 他臓器に遠隔転移している(正)

Stage IVB は TNM分類で、

  • M1c:複数臓器への遠隔転移

を意味する。

→ 遠隔転移ありは正しい。


● 4 手術での根治切除が可能(誤)

Stage IV(特に IVB)は、

  • 手術適応外
  • 薬物療法が中心

→ 根治切除は不可能。


● 5 腫瘍マーカーとして SCC 抗原が用いられる(誤)

SCC 抗原は、

  • 扁平上皮がんの腫瘍マーカー

本症例は腺がんであり、 腺がんでは以下が用いられる:

  • CEA
  • CYFRA
  • SLX など

→ SCC 抗原は不適切。


■ まとめ

  • 腺がんは肺野末梢に好発(1 正)
  • Stage IVB → 遠隔転移あり(3 正)
  • 日常生活は制限される(2 誤)
  • 手術は適応外(4 誤)
  • SCC は扁平上皮がんのマーカー(5 誤)

→ 正解は1 と 3

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