第110回薬剤師国家試験 問322 副作用疑い時の指導内容と情報提供書の適切な記載

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■ 正解

3、5

■ 背景:本症例のポイント

・72歳男性
・処方1:ロスバスタチン(夕食後) → 飲み忘れ多い
・処方2:サキサグリプチン(朝食後) → 開始2週間
・3日前から腹部不快感(副作用欄に0.5〜2%未満で記載)
・薬局は地域連携薬局(=医療機関との情報共有が重要)

→ 副作用の可能性は「処方2:サキサグリプチン」が最も高い。


● 1:処方2の服用を直ちに中止(誤)

腹部不快感は軽度であり、薬剤師判断で中止指示は不可

中止の判断は医師が行うべきであり、薬剤師は情報提供に留める。


● 2:残薬は薬局で対応できないので医師に相談(誤)

残薬調整は薬局で対応可能(残薬確認・調整は薬剤師の業務)。

→ 不適切。


● 3:処方1を朝食後に変更提案(正)

ロスバスタチンは食事の影響を受けにくく、服用時間の自由度が高い

夕食後に飲み忘れが多い → 朝食後に変更することでアドヒアランス改善が期待できる。

→ 医師への提案として適切。


● 4:処方1の副作用発現の可能性が高い(誤)

ロスバスタチンの主な副作用は筋症状・肝機能障害であり、腹部不快感は典型的ではない

→ 本症例の症状とは関連が低い。


● 5:処方2の副作用発現の可能性が高い(正)

サキサグリプチンの添付文書に、

「腹部不快感 0.5〜2%未満」

と明記されている。

→ 副作用の可能性があるため、医師へ情報提供するのは適切。


■ まとめ

・腹部不快感 → サキサグリプチンの副作用が疑われる(5:正)

・ロスバスタチンは朝食後へ変更提案が妥当(3:正)

・薬剤師判断で中止指示は不可(1:誤)

・残薬調整は薬局で対応可能(2:誤)

・ロスバスタチンの副作用とは考えにくい(4:誤)

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