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■ 正解
4(D)
■ 背景:ダカルバジン(DTIC)はプロドラッグ
処方4のダカルバジンはプロドラッグであり、体内で代謝されて初めて抗腫瘍活性を示す。
主な作用機序は、代謝により生成するメチルカチオン(ジアゾニウムイオン)が DNA 塩基(特に N7-グアニン)をメチル化し、DNA の複製を阻害すること。
→ よって、活性本体はDNA と共有結合を形成できる求電子性の高い種である必要がある。
● A:初期代謝物(ヒドロキシ化体) →(誤)
肝臓の CYP により生成するが、これはまだ活性体ではない。
この後、分解して活性種を生じる前段階の化合物。
● B:ホルムアルデヒド →(誤)
代謝過程で生成するが、抗腫瘍活性の本体ではない。
DNA と共有結合を形成する能力はない。
● C:副生成物 →(誤)
代謝過程で生じるが、求電子性が低く、DNA アルキル化能はない。
● D:ジアゾニウムイオン(メチルカチオン) →(正)
ダカルバジンの代謝で最終的に生成する強力な求電子種。
このメチルカチオンが DNA の塩基(特に N7-グアニン)をメチル化し、
・DNA 鎖切断
・複製阻害
を引き起こすことで抗腫瘍効果を発揮する。
→ よって、活性本体として最も適切なのはD。
● E:イミダゾール誘導体 →(誤)
代謝後に残る安定な化合物であり、抗腫瘍活性はない。
■ まとめ
・ダカルバジンはプロドラッグ
・活性本体はジアゾニウムイオン(メチルカチオン)
・DNA の求核部位(N7-グアニン)をメチル化して作用
→ よって正解は4(D)
