第110回薬剤師国家試験 問287 骨粗鬆症治療とアドヒアランス改善策

解答・解説を見る

■ 正解

3、5

■ 背景:本症例の問題点

・リセドロン酸(週1回) → 10錠残存(=約10週間分)
・エルデカルシトール(毎日) → 50錠残存(=約50日分)

→ 明らかな服薬アドヒアランス不良。 特にビスホスホネートは服用手順が複雑で、飲み忘れが起こりやすい。

そのため、服薬回数を減らす・注射製剤に変更するなどの提案が適切。


● 1:ラロキシフェンに変更(誤)

ラロキシフェンは毎日服用が必要。 服薬アドヒアランス不良の改善にはつながらない。


● 2:メナテトレノン追加(誤)

追加しても服薬量が増えるだけで、アドヒアランス改善にならない。


● 3:リセドロン酸を月1回製剤に変更(正)

週1回 → 月1回に変更することで、

・服薬回数が減る
・飲み忘れが減る

という明確なメリットがある。

→ アドヒアランス改善策として非常に適切。


● 4:テリパラチド(毎日注射)に変更(誤)

テリパラチドは毎日自己注射が必要。 むしろ負担が増えるため不適切。


● 5:デノスマブ皮下注(6ヶ月に1回)に変更(正)

デノスマブは半年に1回の皮下注射で済む。

・服薬忘れがほぼなくなる
・通院時に確実に投与できる

→ アドヒアランス不良の患者に最も適した選択肢の一つ。


■ まとめ

・服薬アドヒアランス不良 → 服薬回数を減らす or 注射製剤へ

・月1回製剤(3)と半年1回注射(5)が適切

・毎日服用や毎日注射は負担増(1・4:誤)

・薬剤追加はアドヒアランス改善にならない(2:誤)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA