第111回薬剤師国家試験 問15 生物種ごとに1セットとして定義される遺伝情報

問 15 生物種ごとに1セットとして定義される、すべての核酸上の遺伝情報はどれか。
1つ選べ。
1 エキソン
2 イントロン
3 ヒストン
4 ゲノム
5 テロメア

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■ 正解

4(ゲノム)

■ 解説

ゲノム(genome)とは、 「生物種ごとに1セットとして定義される、すべての遺伝情報」 を指す概念である。

ヒトの場合、1セットのゲノムは 22対の常染色体+X/Y の性染色体に含まれる全遺伝情報を指す。 (通常は父由来・母由来の2セット=二倍体だが、ゲノムの定義は“1セット”)

ゲノムには、エキソン・イントロン・調節領域・反復配列など、 すべての DNA 配列が含まれる点が重要。

■ 各選択肢の検討

● 1:エキソン(誤)

遺伝子のうち、mRNA に残りタンパク質に翻訳される部分。 ゲノム全体のごく一部であり、「1セットの遺伝情報」ではない。

● 2:イントロン(誤)

遺伝子内の非翻訳領域。スプライシングで除去される。 これもゲノムの一部にすぎない。

● 3:ヒストン(誤)

DNA を巻き取るタンパク質。 遺伝情報そのものではなく、ゲノムの構造保持に関与する。

● 4:ゲノム(正)

生物種ごとに1セットとして定義される、すべての核酸上の遺伝情報。 エキソン・イントロン・調節領域などをすべて含む。

● 5:テロメア(誤)

染色体末端の反復配列で、染色体の安定性維持に重要。 ゲノムの一部ではあるが、全遺伝情報ではない。

■ まとめ

  • ゲノム=生物種ごとに1セットの全遺伝情報。
  • エキソン・イントロン・調節領域などすべてを含む。
  • したがって正解は選択肢 4

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