第110回薬剤師国家試験 問260 ピロリ一次除菌(ボノサップ)の服薬指導

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■ 正解

2、3


■ 処方内容(ボノサップパック400)

1回分:

  • ボノプラザン 20 mg(P-CAB)
  • アモキシシリン 250 mg × 3
  • クラリスロマイシン 200 mg

→ 1日2回、7日間のピロリ一次除菌療法


● 1 ボノプラザンを噛む・砕くと効果減弱(誤)

ボノプラザンはフィルムコーティング錠であり、 腸溶錠ではないため、噛んでも効果が大きく減弱するわけではない。

ただし、基本はそのまま服用が推奨。

→ 「効果が減弱する」と断定するのは誤り。


● 2 腹痛・下痢はよくみられる副作用(正)

除菌療法では、

  • アモキシシリン → 下痢・軟便
  • クラリスロマイシン → 腹痛・吐き気

が比較的よく起こる。

→ 患者に事前に説明しておくべき内容。


● 3 味覚異常は数日で治まることが多い(正)

クラリスロマイシンの代表的副作用。

・金属味 ・苦味 ・味覚低下

などが起こるが、服用終了後数日〜1週間程度で改善することが多い。

→ 適切な説明。


● 4 服用期間中は激しい運動を控える(誤)

除菌薬に運動制限は不要。

→ 誤り。


● 5 薬を飲み終えたらすぐ除菌判定(誤)

除菌判定は、

服薬終了後4週間以上あけて

行うのが原則。

理由:

  • P-CABや抗菌薬の影響で偽陰性が出る

→ 「すぐに判定」は誤り。


■ まとめ

  • 腹痛・下痢はよくある副作用 → 2 正
  • 味覚異常はクラリスロマイシンの副作用 → 3 正
  • ボノプラザンは噛んでも効果減弱とは言えない → 1 誤
  • 運動制限なし → 4 誤
  • 除菌判定は4週間以上後 → 5 誤

→ 正解は2 と 3

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