第110回薬剤師国家試験 問265 抗結核薬の作用機序(RFP・INH・PZA・EB)

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■ 正解

1、2


■ 処方薬の確認(処方1・2)

  • リファンピシン(RFP)
  • イソニアジド(INH)
  • ピラジナミド(PZA)
  • エタンブトール(EB)

→ 結核治療の標準的 4 剤併用療法(2HRZE)。


● 1 DNA依存性RNAポリメラーゼ阻害 → RNA合成阻害(正)

これはリファンピシン(RFP)の作用。

  • DNA依存性RNAポリメラーゼに結合
  • RNA合成を阻害
  • 結核菌の増殖を抑制

→ 代表的な作用機序であり正しい。


● 2 ミコール酸合成阻害 → 細胞壁合成阻害(正)

これはイソニアジド(INH)の作用。

  • ミコール酸(結核菌の細胞壁の主要構成成分)合成を阻害
  • 細胞壁形成ができず殺菌的に作用

→ 結核治療の中心薬であり正しい。


● 3 トポイソメラーゼIV・DNAジャイレース阻害(誤)

これはニューキノロン系(レボフロキサシン等)の作用。

今回の処方薬には含まれない。


● 4 ATP合成酵素阻害 → ATP低下(誤)

これはベダキリンの作用。

多剤耐性結核で使用される薬であり、今回の処方には含まれない。


● 5 30Sサブユニット作用 → タンパク質合成阻害(誤)

これはアミノグリコシド系(ストレプトマイシン)の作用。

今回の処方薬には含まれない。


■ まとめ

  • RFP → RNAポリメラーゼ阻害(1 正)
  • INH → ミコール酸合成阻害(2 正)
  • ニューキノロン・ベダキリン・アミノグリコシドの作用が混在した選択肢は誤り(3・4・5)

→ 正解は1 と 2

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