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■ 正解
3、4
■ 症例の背景
36歳女性、妊娠24週で 75gOGTT が以下:
- 空腹時:98 mg/dL(基準値超え)
- 1時間値:192 mg/dL(基準値超え)
- 2時間値:180 mg/dL(基準値超え)
→ 妊娠糖尿病(GDM)と診断。
治療:
- 食事療法
- 血糖自己測定
- インスリンデテミル(基礎)
- インスリンアスパルト(追加)
妊娠中は経口血糖降下薬は原則禁忌で、 インスリンのみが推奨される。
● 1 妊娠中期以降はインスリン抵抗性が改善する(誤)
妊娠中期〜後期は、胎盤ホルモン(hPL、エストロゲン、プロゲステロンなど)の作用で、
インスリン抵抗性はむしろ増大する。
→ インスリン必要量は増えることが多い。
● 2 BOT療法(経口薬併用)が可能(誤)
妊娠中は、
- 経口血糖降下薬は胎盤移行の懸念
- 安全性が確立していない
ため、原則使用しない。
→ BOT療法は妊娠中には行わない。
● 3 出産後も食事療法・運動療法・定期検査が必要(正)
GDM の 40〜60% は将来2型糖尿病へ移行する。
→ 出産後に血糖が正常化しても、
- 生活習慣の継続
- 定期的な血糖チェック(特に 6〜12週後)
が必須。
● 4 妊娠中は1日複数回の血糖自己測定で厳格管理(正)
妊娠中は胎児への影響を避けるため、 厳格な血糖管理(食前・食後・就寝前など)が必要。
→ 1日複数回の SMBG(血糖自己測定)は標準的。
● 5 出産直後は高血糖になりやすいので経口薬追加(誤)
出産後は胎盤ホルモンが消失し、
インスリン抵抗性は急速に改善 → 低血糖リスクがむしろ高い。
→ 経口薬追加は不適切。
■ まとめ
- 妊娠中はインスリン抵抗性が増大(1 誤)
- 経口薬は使用しない(2 誤)
- 出産後も生活習慣と定期検査が必要(3 正)
- 妊娠中は厳格な血糖管理が必要(4 正)
- 出産直後はむしろ低血糖リスク(5 誤)
→ 正解は3 と 4
