第110回薬剤師国家試験 問300 テリルジー(ICS/LAMA/LABA)の副作用で特に注意すべき点

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■ 正解

4、5


■ 処方1:テリルジー100エリプタの構成

テリルジーは 1 吸入で以下の 3 成分を含む:

  • フルチカゾンフランカルボン酸エステル(ICS)
  • ウメクリジニウム(LAMA)
  • ビランテロール(LABA)

→ ICS+LAMA+LABA の 3 剤配合ドライパウダー吸入剤。

副作用は、 ICS 由来:口腔カンジダ症 LABA 由来:動悸・頻脈 LAMA 由来:口渇・排尿困難 が中心。


● 1 高カリウム血症(誤)

LABA(ビランテロール)は、むしろ低カリウム血症を起こしうる。

→ 高カリウム血症は誤り。


● 2 低血糖(誤)

β₂刺激薬は、

  • 血糖上昇(糖新生促進)

を起こすことがあり、低血糖とは関係しない。


● 3 間質性肺炎(誤)

ICS・LAMA・LABA のいずれも 間質性肺炎の典型的副作用ではない

→ 誤り。


● 4 動悸(正)

LABA(ビランテロール)は β₂刺激薬であり、

  • 心拍数増加
  • 動悸

が起こりうる。

→ 特に注意すべき副作用。


● 5 口腔カンジダ症(正)

ICS(フルチカゾン)は、

  • 局所免疫抑制
  • 口腔内ステロイド残留

により、

口腔カンジダ症(白苔・痛み)を起こしやすい。

→ 吸入後のうがいが必須。


■ まとめ

  • LABA → 動悸(4 正)
  • ICS → 口腔カンジダ症(5 正)
  • 高K血症・低血糖・間質性肺炎は誤り

→ 正解は4 と 5

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