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■ 正解
2、4
■ この病棟で扱う血液成分製剤のポイント
採用されている製剤:
- 赤血球液–LR
- 照射赤血球液–LR
- 濃厚血小板–LR
- 照射濃厚血小板–LR
- 新鮮凍結血漿–LR
ICUではリスク管理のため、 赤血球・血小板は照射済み製剤を使用する内規。
→ 保存条件・照射の目的を理解しているかが問われる。
● 1 赤血球製剤は常温保存できる(誤)
赤血球製剤は、
- 2〜6℃で冷蔵保存
- 常温保存は不可(溶血・細菌増殖のリスク)
CPD液・MAP液が混合されていても、 常温保存は絶対に不可。
→ 誤り。
● 2 血小板製剤は振とうしながら保存(正)
血小板は、
- 20〜24℃で振とう保存
- 凝集を防ぎ、機能を維持するため
→ 血小板製剤の保存条件として正しい。
● 3 血漿製剤は血液型確認不要(誤)
新鮮凍結血漿(FFP)は、
- 血漿中に抗体を含む
- ABO型の適合が必要
→ 血球成分がなくても、 血液型の確認は必須。
→ 誤り。
● 4 照射血液製剤はGVHD予防目的(正)
照射血液製剤とは:
- 放射線照射によりリンパ球を不活化
- 輸血後GVHD(移植片対宿主病)を予防
GVHDは致死率が高いため、 ICUなど免疫抑制状態の患者では照射製剤が必須。
→ 正しい。
● 5 新鮮凍結血漿は照射後に使用(誤)
FFP(血漿製剤)は、
- 照射の必要なし
- 照射しても意味がない(リンパ球がほぼ含まれない)
→ 放射線部で照射する必要はない。
→ 誤り。
■ まとめ
- 血小板は振とう保存(2 正)
- 照射製剤はGVHD予防(4 正)
- 赤血球は冷蔵保存(1 誤)
- 血漿も血液型適合が必要(3 誤)
- FFPは照射不要(5 誤)
→ 正解は2 と 4