第110回薬剤師国家試験 問314 血液成分製剤(赤血球・血小板・血漿)の保存・照射に関する正しい知識

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■ 正解

2、4


■ この病棟で扱う血液成分製剤のポイント

採用されている製剤:

  • 赤血球液–LR
  • 照射赤血球液–LR
  • 濃厚血小板–LR
  • 照射濃厚血小板–LR
  • 新鮮凍結血漿–LR

ICUではリスク管理のため、 赤血球・血小板は照射済み製剤を使用する内規。

→ 保存条件・照射の目的を理解しているかが問われる。


● 1 赤血球製剤は常温保存できる(誤)

赤血球製剤は、

  • 2〜6℃で冷蔵保存
  • 常温保存は不可(溶血・細菌増殖のリスク)

CPD液・MAP液が混合されていても、 常温保存は絶対に不可

→ 誤り。


● 2 血小板製剤は振とうしながら保存(正)

血小板は、

  • 20〜24℃で振とう保存
  • 凝集を防ぎ、機能を維持するため

→ 血小板製剤の保存条件として正しい。


● 3 血漿製剤は血液型確認不要(誤)

新鮮凍結血漿(FFP)は、

  • 血漿中に抗体を含む
  • ABO型の適合が必要

→ 血球成分がなくても、 血液型の確認は必須

→ 誤り。


● 4 照射血液製剤はGVHD予防目的(正)

照射血液製剤とは:

  • 放射線照射によりリンパ球を不活化
  • 輸血後GVHD(移植片対宿主病)を予防

GVHDは致死率が高いため、 ICUなど免疫抑制状態の患者では照射製剤が必須。

→ 正しい。


● 5 新鮮凍結血漿は照射後に使用(誤)

FFP(血漿製剤)は、

  • 照射の必要なし
  • 照射しても意味がない(リンパ球がほぼ含まれない)

→ 放射線部で照射する必要はない。

→ 誤り。


■ まとめ

  • 血小板は振とう保存(2 正)
  • 照射製剤はGVHD予防(4 正)
  • 赤血球は冷蔵保存(1 誤)
  • 血漿も血液型適合が必要(3 誤)
  • FFPは照射不要(5 誤)

→ 正解は2 と 4

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