第110回薬剤師国家試験 問317 メチルフェニデート徐放錠(コンサータ®)の法規・制度の正しい理解

解答・解説を見る

■ 正解

3、5


■ この処方薬の法的区分

メチルフェニデート徐放錠(コンサータ®)は:

  • 向精神薬(指定向精神薬)
  • コンサータ®適正流通管理システム(登録制)の対象
  • 処方・調剤・流通が厳格に管理されている

→ この制度理解が選択肢判断の鍵。


● 1 海外旅行に持参するには地方厚生局長の許可が必要(誤)

向精神薬を海外に持参する場合:

  • 麻薬・向精神薬持参届(自己使用目的)を提出するだけ
  • 地方厚生局長の「許可」は不要

※「許可」が必要なのは麻薬を持参する場合。

→ 誤り。


● 2 薬局が廃棄したら30日以内に都道府県知事へ届け出(誤)

向精神薬の廃棄は:

  • 廃棄記録の作成義務はある
  • しかし都道府県知事への届け出義務はない

届け出が必要なのは麻薬

→ 誤り。


● 3 医薬関係者以外への広告は禁止(正)

メチルフェニデート徐放錠は:

  • 向精神薬
  • 一般向け広告は禁止

広告可能なのは:

  • 医薬関係者向けの新聞・雑誌など

→ 正しい。


● 4 薬局は鍵付き堅固設備に保管(誤)

鍵付き堅固設備が必要なのは:

  • 麻薬

向精神薬は:

  • 施錠保管は必要だが、麻薬ほどの堅固設備は不要

→ 誤り。


● 5 適正流通管理システムへの登録が必要(正)

コンサータ®は:

  • コンサータ®適正流通管理システムの対象
  • 医師・薬局・卸が登録制
  • 登録していない薬局では取り扱い不可

→ 正しい。


■ まとめ

  • 一般向け広告は禁止(3 正)
  • コンサータ®は適正流通管理システム登録が必須(5 正)
  • 海外持参は「届出」であり「許可」ではない(1 誤)
  • 廃棄の届け出義務はない(2 誤)
  • 麻薬ほどの堅固設備は不要(4 誤)

→ 正解は3 と 5

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA