第110回薬剤師国家試験 問223 レボドパ増量で改善しない場合の追加薬選択

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■ 正解

1、2

■ 症例のポイント

・68歳男性、パーキンソン病 ・レボドパ+カルビドパ、ペルゴリド(ドパミンアゴニスト)を使用中 ・時間帯によって歩けたり歩けなかったり → ウェアリングオフ(wearing-off) が疑われる ・レボドパを1日3回 → 5回に増量しても改善せず → 追加薬が必要

ウェアリングオフ対策としては、 レボドパ作用時間を延長する薬剤 または 非ドパミン系の補助薬 が有効。


● 1:イストラデフィリン(正)

イストラデフィリンはA₂A受容体拮抗薬

・ドパミン系とは異なる作用機序 ・ウェアリングオフ改善効果あり ・レボドパ治療に追加する代表的薬剤

→ レボドパ増量で改善しない場合の追加薬として適切。


● 2:エンタカポン(正)

エンタカポンはCOMT阻害薬

・末梢でレボドパの代謝を抑制 ・レボドパの作用時間を延長 ・ウェアリングオフ改善に有効

→ レボドパの効果持続時間を延ばすため、追加薬として最適。


● 3:セレギリン(誤)

セレギリンはMAO-B阻害薬だが、 この患者はパロキセチン(SSRI)を服用中

→ SSRI+MAO-B阻害薬はセロトニン症候群のリスクがあるため不適切。


● 4:サフィナミド(誤)

サフィナミドもMAO-B阻害薬

同様に SSRI(パロキセチン)との併用は避けるべき。


● 5:ラサギリン(誤)

ラサギリンもMAO-B阻害薬であり、 SSRIとの併用は禁忌または注意喚起が強い。

→ この症例では選択不可。


■ まとめ

・ウェアリングオフ → レボドパ作用延長薬 or 非ドパミン系補助薬が有効

・SSRI服用中 → MAO-B阻害薬(3〜5)は禁忌・不適切

→ 適切なのは1(イストラデフィリン)、2(エンタカポン)

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