第110回薬剤師国家試験 問327 大腿骨頸部骨折術後に中止すべき薬(VTEリスク)

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■ 正解

2(ラロキシフェン塩酸塩錠)

■ 背景:大腿骨頸部骨折 → 術後は長期臥床になりやすい

大腿骨頸部骨折後は、歩行不能期間が長くなり、

深部静脈血栓症(DVT)・肺塞栓症(PE)のリスクが著しく上昇する。

この状況で血栓症リスクを増加させる薬剤は中止が必要


● 1:エルデカルシトール(誤)

活性型ビタミンD。血栓症リスクは増加させない。

→ 中止の必要なし。


● 2:ラロキシフェン(正)

ラロキシフェンはSERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)

重大な副作用として、

・静脈血栓塞栓症(VTE)リスク増加

が知られている。

特に、

  • 長期臥床
  • 術後
  • 下肢の不動

では血栓症リスクがさらに上昇するため、

→ 完全に歩行可能になるまで中止が必須。


● 3:アムロジピン(誤)

Ca拮抗薬であり、血栓症リスクとは無関係。


● 4:ロスバスタチン(誤)

スタチンはむしろ心血管イベント抑制に有用で、中止理由はない。


● 5:スボレキサント(誤)

睡眠薬であり、血栓症リスクとは無関係。


■ まとめ

・大腿骨頸部骨折 → 術後は長期臥床 → VTEリスク↑

・ラロキシフェンは血栓症リスクを増加させるため中止が必要

→ 正解は2

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