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■ 正解
2(ラロキシフェン塩酸塩錠)
■ 背景:大腿骨頸部骨折 → 術後は長期臥床になりやすい
大腿骨頸部骨折後は、歩行不能期間が長くなり、
深部静脈血栓症(DVT)・肺塞栓症(PE)のリスクが著しく上昇する。
この状況で血栓症リスクを増加させる薬剤は中止が必要。
● 1:エルデカルシトール(誤)
活性型ビタミンD。血栓症リスクは増加させない。
→ 中止の必要なし。
● 2:ラロキシフェン(正)
ラロキシフェンはSERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)。
重大な副作用として、
・静脈血栓塞栓症(VTE)リスク増加
が知られている。
特に、
- 長期臥床
- 術後
- 下肢の不動
では血栓症リスクがさらに上昇するため、
→ 完全に歩行可能になるまで中止が必須。
● 3:アムロジピン(誤)
Ca拮抗薬であり、血栓症リスクとは無関係。
● 4:ロスバスタチン(誤)
スタチンはむしろ心血管イベント抑制に有用で、中止理由はない。
● 5:スボレキサント(誤)
睡眠薬であり、血栓症リスクとは無関係。
■ まとめ
・大腿骨頸部骨折 → 術後は長期臥床 → VTEリスク↑
・ラロキシフェンは血栓症リスクを増加させるため中止が必要
→ 正解は2